LUZの熊野古道案内

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2009年 09月 07日

熊野の旅 隣の芝生

 昨日の日曜日、お昼過ぎに、「天気も良いし取材に行こう…」と、車を出して、「千枚田まで行こうかな?」とは思ったのですが、近場の「熊野倶楽部」の様子を見に行く方にしました。
 来週末は紀和町の大幅延期になった「火祭り」なので、その時には不精しないで紀和まで行くつもりですが…

 私がカメラを担いで出かけるくらいですから、天気は上々…
 午前中と違い午後と言う物は少し霞が出るものですから、山の方は少しかすみがちでしたが、午後1時ごろと言うことで頭の上からは太陽がじりじりを通り越した勢いで照り付けていました。
 吹く風はも秋の風でしたけどね。

 駐車場の車はほとんど全部「三重」ナンバー、ほんの少し「和歌山」ナンバーが居て、他の県のものは「大阪」「岐阜」を見かけただけでした。
 私の見るのは日帰りコースの駐車場ですから、他府県ナンバーは来るところではないかもしれませんね。
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 前回より少し人が多く居ました。
 今回は積極的に人を入れて撮ってみました。
 いつもながら、ほつぽつと話しかけてみたのですが・・・
 もちろん、顔見知りの熊野の人も居ましたが、それは抜きにして・・・
 老夫婦の方に声を掛けてみると、お隣、「尾鷲」に人でした。
 尾鷲の人がここの温泉に来て、その話をしたので見に来たのだそうです。
 もともと、尾鷲の人たちは温泉に通うのが好きなようで、以前から紀和町の「湯ノ口」「瀞流荘」に通う人も多かったのです。
 尾鷲には温泉が無いからでしょうけど、矢の川峠・風伝峠を越えて片道50Kmほどもかけて「湯ノ口」通い…
 そういう人たちにとっては、この10Km近い「熊野倶楽部」の日帰り入浴も魅力的でしょうね。

 そのご夫婦の話では…
 『熊野はこんな立派なのが出来てええね…おわしぇはあかんわ…』と言うことです。
 「尾鷲には県が立派な熊野古道センターを作ったのに…」と言うと、
 『あれも作っただけで人は来んでねえ…』と言う返事が返ってきました。
 もちろん、普通の市民の方ですから尾鷲の方の事業のからくりも熊野の事業のことも知らないで、出来た物だけを素直に見た感想です。
 自分たちのお金で作ったなんて思っていませんからね。
 
 このような感じで、住民と言う物はよそ様の施設や事業が良く見えるものです。
 まさに、「隣の芝生は青い」なんですね。
 隣の芝生も自分の家の芝生も、元のお金が同じなのにねえ…
 尾鷲も熊野も自分達が納める税金では、自分の町の職員の人件費すら払えないのですから、「立派な物」は全国の方々に作ってもらっているのですけどね。
 おねだり合戦、分捕り合戦の戦果をうらやましがりっこしているわけです。
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 と、いう風に一度は見ておかないと・・・と言うお客さんが近隣から集まっているようです。
 こうした近隣の人に何回来させるか・・・
 競争相手は、中心部にある『簡保センター』、紀和町にあるここの源泉『湯ノ口温泉』と『瀞流荘』と言うことでしょう。
 尾鷲方面の客には紀伊長島の「有久寺温泉」を始めとする温泉群が競争相手でしょう。
 と、言うより・・・
 荷阪峠から南の三重県領の住民は6万人くらいしか居ないのではないでしょうか?
 その二割ほどは自力では移動できないし…
 この小さな見込み客と言うパイを、公金をかけて切り刻んでいるのです。
 10年経てば私も居なくなるし、人口は更に一割は減るでしょう。
 暗いはなしですが、こんな事業を繰り返して活性化はありえないでしょう。
 長島、尾鷲、熊野・・・いくつか今までに観光施設の廃墟を作ってきたのですがねえ・・・

 まあ、過疎対策の福祉的カンフル剤と見れば良いのかもしれません。
 だから、ここも「10年営業すればよい・・・」と言う契約なのでしょう。

 120ヶ月契約でもう1ヶ月以上たちましたよ。
 皆さん早く来ないと見られなくなりますよ。
 お急ぎください!
 写真では伝えられませんが、「立派」な施設なんですからね。
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 カメラはミノルタα7700i+コシナ19-35ズーム


熊野市周辺地図です



by je2luz | 2009-09-07 10:36 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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