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LUZの熊野古道案内

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2009年 08月 23日

熊野の旅 盆踊り やっさのせ

 前にも少し触れましたが、このあたりの盆踊りは『やっさのせ』です。
 南紀から十津川の辺りまでそのようです。
 地形が複雑で広い範囲ですから、唄う文句や節回しは少しずつ違ってきますが、はやし言葉の基本が同じなようです。
 「やっさのせー よやさのせー・・・」が基本なので、盆踊りのことを『やっさにせ』と言います。

 本宮大社が今の山の中腹に登ってしまうきっかけになった明治の大水害の時、本宮や十津川の人たちが住処を失い、折から入植者を求めていた『北海道』に集団移住しました。
 そうして出来たのが、『新十津川村』でした。
 随分以前にNHKの番組で「新十津川村」が放映された時、盆踊り風景も入っていましたが、やっぱり『やっさのせ』でした。
 近いところでは、昨日の「桜井」でも、飛鳥人会などが集まると、最後には「やっさのせ」を踊ったのだそうです。
 地元でも音頭を取れる人が居なくなって来ていますが、よそに出ている人たちも、一世から二世と下ってくると「故郷の盆踊り」ではなくなりますね。
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 民謡と言うほど節回しが良いわけでも無いし、有名になるほどの所作のある踊りでもなし・・・
 古くからの盆踊りらしく、誰でもすぐに踊れるし、朝まで踊っていられるくらいの軽い踊りですし・・・
 でも・・・
 今の人は、テレビで見て、『流行ってる!』と言われる『ソーラン』には狂っても、地元のの盆踊りには目もくれないようです。
 これは、何も熊野だけではなく、全国的な風潮でしょう。
 おまけに、お役所ぐるみで公金を使ってまで『イベント』と言う名の催し物には『ソーラン』の出番は作りますしね。
 地元の盆踊りなどは、せいぜい『教育委員会』あたりが『文化財』として取り上げるだけです。
 むかし、映画が楽しみだった頃でも『文部省選定』などといえば、それだけで楽しくなくなった物ですから・・・

 と、言うことで、『古道通り夜市』の出し物に『やっさのせ』も入っていました。
 時もお盆の16日・・・
 おそろいの浴衣の少し年を召されたご婦人連が踊りましたが、飛び入りしたのはほんの数名・・・
 昔なら、サクラが踊ればどんどん輪が大きくなって、一重から二重に・・・
 こんな狭い通りではなく、学校の運動場一杯に踊りの輪が出来た物ですが・・・
 寂しい物ですね。
 盆踊りの晩に、新しいカップルが・・・なんてのも無さそうです。

カメラはレチナIIIc

熊野市周辺地図です

by je2luz | 2009-08-23 11:28 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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