記念通り振興組合が主体でスターときった、太鼓の競演会、「響鼓in熊野」と言うイベントも回を重ねてずいぶんスマートで手際よくなりました。
ある意味ではうまく発展したと言えるのだと思います。
市職労の若手・中堅を主力に多くのスタッフががんばって、ステージだけではなく、毎月行っている「いこらい市」の大型版も同時開催されて、記念通りはほとんど全部このイベントの会場になります。
仕方ない面もありますが、長くたつと、いろんな部門でスタートを切ったときのいきさつなど忘れられ、伝承されていませんね。
ややもすると地元との遊離をも生み出しそうです。
出店のほうも、同じメンバーが一生懸命がんばっています。
疲れるだろうなあ・・・と言う感じを受けるグループも見受けます。
この面でも、「地域振興」「地場産業振興」なんて建前の看板は少しばかりずれていることが多いのですけどねえ・・・
長年、こうしたものに付き合い、地元以外まで出張を繰り返していた経験からそう思います。
地元での出店は「赤字」が目に見えることは少ないです。しかし、遠出となるとしっかり目に見える赤字も出てきます。
これは私のやっていたところだけではなく、地方自治体がらみで出店に協力している団体や業者に共通する悩みなのです。
そして、永遠に役所には理解してもらえない部門です。
それだけに、炎天下でがんぱって居る出店の人には頭が下がります。
自分の日傭賃なんてのは計上もしなければ考えもせず、母体の団体の儲けのためにがんばるのです。
主催者などは、それを度外視して、このイベントでの売り上げは『〇十万円』とか『×百万」だとか、実績発表します。
それも仕方ないことなんです。
営業ではなく、イベントを盛り上げないとイベント自体も消えますからね。
その当りのからくりと言うか、表面と実態と言うか・・・実質計算などされることも無いですね。
せっかくのイベントですし、わざわざ出向いてくれてくれた人には楽しんで行って貰わなくてはねえ・・・
熊野の特産品、「あまご」もつかみ取りと言う出し物でしょっちゅう協力しています。
この時も、真夏と言うことで、水温の高いのには弱い「あまご」はジェット水流のような勢いで水を動かして酸素を送り込んでも元気がなくなるので苦労していました。
私が見ていた時は小さな男の子が仮設の生簀の中で「あまご」を追いかけていました。
男の子がこけるのを期待してカメラを構えていたのですが、そうは行きませんでした。
でも、あとで歩いているのを見かけたらお尻などはたっぷり濡れていました。
かくして、子供とお母さんとおばあちゃんが楽しいひと時を過ごせたので店を開いた意味も少しはあるわけです。
「あまごつかみどり 三匹500円」だそうです。
熊野市周辺地図です