LUZの熊野古道案内

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2009年 07月 19日

さすがは世界遺産

 下の写真、一枚目は「紀勢線全通50周年記念列車」が熊野市駅に到着した時、脇の構外で見物する人垣です。
 二枚目は別の日の記念通り、オークワ前の光景です。
 人間の数の比較ではなく、これらで共通なのは…『世界遺産・熊野古道』の「ノボリ」です。
 熊野市中にこうして立てられています。
 知らない間に少しデザインの違う物に入れ替わっていたりします。
d0045383_104015100.jpg

 今から20年ほど前に、『熊野市物産振興会』と言う物を立ち上げました。
 民間からの声で立ち上げて、市の補助金をほんの少し貰いました。
 イベントに出かけるにも、統一した『ハッピ』も『ノボリ』も無かった熊野市ですから、まずそれを作ろうと思いましたが、何しろ予算がありません。
 染め抜きの「ハッピ」や「ノボリ」は型を起こすのに金が掛かるので、5枚なんて作っては一枚単価はものすごく高くなります。
 役所では出来ないことですが、民間団体なので、呉服屋さんにお願いして「ハッピ」は20枚、「ノボリ」も20枚取り合えずお願いして、たったそれだけを二年間の年賦にしてもらいました。
 ものすごく大切なノボリですから、本番以外には立てられないし、とても賑やかなほどにはなりませんでした。
d0045383_1041122.jpg

 今では熊野市中にノボリが乱立しています。
 パチンコ屋だとか中古自動車屋のノボリがすっかりなくなってしまったのに、「世界遺産」のは所構わずです。
 大量に作るから一枚単価が安いにしても、すごいです。
 北は『紀北町』から『尾鷲市』『熊野市』『御浜町』と立てられているわけですからすごいです。
 熊野古道に来られた方はこの「ノボリ」を見て嬉しいのでしょうかね?
 写真を撮る側からすると、ポイントになったり、ものすごく雰囲気を壊したり…
 それにしても、『世界遺産』の威力はすごいです。
 こうしたことには毎年ふんだんに予算が付いてくるようです。
 やっている小さなイベントみたいな物にも補助金が出ていますしね。
 一部では、補助金が付いてしまっているのでやらなくては仕方ない行事もあるようです。
 そのものの効果なんて関係ないですからね。
 『役所の実績作り』が目的としか民間では見えないこともありますね。
 その点、箱物や有形物はいいですね。
 形があるから決算報告はしよいです。
 そして、お役所予算には後年の追跡調査が無いですからね。
 こんな細かいところには会計検査院の目は届きませんしね。
 なにより、これに疑問を感じる市民も少なくなってしまっています。
 観光客の数より多い位のノボリを立てていても不思議じゃないんですね。

カメラは一枚目 ニコンF+ニッコール50mm2.0
   二枚目オリンパスワイド

熊野市周辺地図です

by je2luz | 2009-07-19 10:46 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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