昨夜はかなりの贅沢をしました。
今年初水揚げの「遊木のサイレ」を「新鹿の魚作」が競り落としたと言うことなので、丸干しが仕上がる昨日のお昼過ぎに新鹿へ…
去年は水揚げゼロでしたから、まともに地場物の丸干しが出来上がるのは二年ぶりなんです。
その「新物」を無事にゲットしてきました。
たった1.3トンですから、町には出回るはずがないのです。
久しぶりに魚作に顔を出した甲斐がありました。
この貴重なものを干したやつですから結構高かったです。
脂が落ちていてきれいに仕上がっていました。
大きさも小さめ…一寸不ぞろい…
私は「サンマ・さいれ」を食べるときは一杯食べます。
北海道物のような生は二匹とかですが、この辺の干物だと三本とかをむしゃむしゃと…
でも、今年のだと3本食べるとタスマニアビーフのステーキより高いくらいです。
次にいつ捕れるかわからない新物ですから「プライスレス」と言う感覚で…
「サイレの丸干し」は「ごちそう」ではありません。
でも、昨夜は「おおごっそう」でした。
旨かったですが、これでは困りますね。
「さいれ・サンマの丸干し」は庶民がむしゃむしゃ食えるものでなくてはいけません。
その状態にならないと干物屋さんがやって行けないでしょう。
今は、熊野のスーパーで「宮城産」「青森産」「静岡産」を干したのがずっと並ぶようでは困りものです。
でも、「熊野で干した丸干し」を継続し味を守るためには原料の仕入れが必要でしょう。
ただ…
痩せた物を探してこないといけませんけどね。
早くこいこいサンマ君!