一つ前では、「台風・洪水」について書きました。
自然災害で今の時代外すことのできないのが、「地震」ですね、
日本は火山も多いし、なにしろ、こんな小さな島なのに地下では継ぎ接ぎだらけ、4つに分かれているのだそうです。
よりもよってこんな所の島にこんなに大勢が住みつくなんて・・・
黒潮・親潮が流れているし、温帯から亜寒帯に掛けての多様な季候があるし、海洋性なので雨も適度に降るし・・・
これで、しっかりした地盤の上に載って流れていれば良かったのですが・・・
活断層がなくて火山もない・・・
日本では紀伊半島の南・・・紀州だけなんですよね。
でも、すぐ目の前に地球の割れ目が・・・
「日本海溝」なんてのがあるので、地上に断層がなくても安心出来ないわけです。
こうしたものは少々離れていても、一旦動いて津波を起こすとチリ沖地震のように地球の裏側までやって来ます。
それでも、離れていればエネルギーは小さくなり、波高が低くなります。
そして、地震から津波来襲まで時間の余裕ができます。
南海トラフ地震でも震源域によってその影響も随分変わるようですが、目の前で起きると、4分だとか14分だとかで襲ってくるなんて言われています。
第一波が小さければ・・・と言っても二波までの時間もさほど無いようです。
それでも・・・
「逃げるしかない!」
最近放送される津波の教訓などをしっかり身につけるにはどうすれば良いの?
怖さなんて中々分からないものです。
報道もややもすると「ここまで来た」なんて数値的なところを強調しがち出す。
「あの時はここまでだったけど・・・」
「今度はもっと逃げないと・・・」
大事なのは・・・
と、言うことだと思うのです。
「一旦逃げて、じっくり見届けてから次を考える・・・」
命があればなんとかなるものです。
金山に三重県の備蓄している水などは決して多くは無いですが、繋ぎには役立つでしょう。
自前の備蓄がもっと充実したら・・・
備蓄も流されることもあるでしょうけど、端から持っていない備蓄が目の前に流れてくることはありません。
「防災対策課」などは頑張ってくれていますが、人員配置を見ると、「熊野市って分かっているの?」と言いたくなります。
スポーツイベントなどには年中大勢を配置しているのに・・・
役所の意識を変えないと市民の意識を変えてもらう事ができないでしょう。
地味な仕事ですが、役所がやるべき仕事では一番優先されるものでしょう。
足元で海抜11.3m・・・
我が家の傍の電柱です。
私の家の玄関で12m程ですね。
そして、目の前の堤防が海抜15mです。
「昭和東南海地震」「昭和南海地震」なら、問題ありません。
それより3m高いくらいなら堤防も持ちこたえるでしょう。
でも、何かに捕まっていないと座ってもいられないような揺れが3分も4分も続くようだと、逃げないといけないでしょう、
120m程先の「要害山」へ走り、15mほど登らないと・・・
あそこには水の備蓄も食糧もないけど、命は助かるはずです。
そこまで走れるかどうかは別問題ですが・・・
市民の皆さんにこうした自覚を持って貰うためには人員が足りないでしょう。
役所のやる気は「予算配分」と「人員配置」である程度計れます。