昨日のブログは「アニメの聖地巡礼」を取り上げて。「凪のあすから」の舞台、東海旅客鉄道、紀勢本線。波田須駅を書きました。
新聞だけではなくテレビでも取り上げていましたから、役所の職員でも知っている人もいました。
こうしたニュースはすぐにどうと言うことはなくても、市民・行政が共有する必要があります。
観光立志を表看板にする町なら当然なのですが、巡礼道・遍路道を古から抱えてきた熊野なら、「お接待」「おもてなし」の気持ちがあって普通なのです。
そんなに難しいことではないはずですよ。
「お節介」しないで見守るだけでも旅人を守れますから…
ところで、この「熊野の聖地」、「波田須駅」って結構厄介なところにあります。
列車でくれば普通列車になります。
ホームは短いですが気動車も短いし…
本数が少ないので…
駅の周りで見て回るところもないし…
歩けば、高台から海辺を走る列車がきれいに見えるところもありますし、さらに進めば「徐福の宮」もあります。
でも、波田須道はものすごい急坂です。
四国祖谷渓あたりでは「手桶を落としたら拾いに行かずに作った方が早い」なんて話を聞いたことがありますが、波田須でも転がりだしたら…
波田須では国道311号線は一番上を走っています。
紀勢線は海のそば…一番下を走っています。
線路より下には家がないというところに線路を敷いていますからね。
と言うことで…
車で「聖地巡礼」に来た人は、国道の波田須の大泊側入り口で国道から離れて、狭い道をくねくねと下へ下へと下ります。
おまけに途中で分岐するし…
最後は真っ逆さまに落ちてゆくように波田須駅に行き着きます。
そして…
その「波田須駅」には「駅前広場」なんてありません。
作るほど平地のない場所ですから、駅を作るときに確保できなかったのでしょう。
それに、この駅は紀勢本線全通時にはなかったと思います。
地元の熱意で作ったはずですが…
波田須の家々からは遠いし…
すぐに高齢化hが進んで通学する高校生もいなくなるし…
紀勢本線と言う観戦にありながら「秘境駅」扱いされるくらいです。
こんな立地条件ですから、この、「聖地88か所」がブームになったらどうしましょう?
波田須駅の行きどまり個所は車のうーターンがやっとのはずです。
そばの民家、今も住んでいるのかな???
釣り人のように長時間は駐車しないとは思いますがね。