この辺は空梅雨だったし、それからもさほどの天候不順はありませんでした。
関東から東北に掛けては完全な日照不足を起こしているようです。
思い起こせば、随分前に冷夏があり米不足を引き起こしましたね。
平成5年(1993)です。
その年の7月に東北方面に出張があり、まだ騒がれる前だったのですが、関東から東北に掛けての水田の稲の色がおかしいのに議員一同気が付きました。
「イモチ病」寸前の様相でした。
そして、米騒動が・・・
この辺でも米屋さんから米が消えました。
緊急輸入された外米・タイ米が少しありましたけどね。
無理して米を手に入れようとしないで我慢してやり過ごすと、割合と早く収束しました。
ものの過不足って、ほんの僅かな差で起きちゃうし、変な噂でも起きちゃいますね。
昭和48年(1073)に起きた取りレットペーパー騒動なんかは池田市辺りのおばさんの噂からだったとか言われますね。
「Fake news」ってやつですね。
必要量の5%も足りない事態になるとパニックになるのだとか・・・
節約とか我慢の前に騒動が起きるのだそうですね。
戦時中の「統制」「配給」はそれを押さえたのでしょう。
米不足から20年あまり経っていますから、米の消費量も減っているのでしょうね。
それに、海外でも「ジャポニカ米」の生産が増えていて、緊急輸入もかなりの部分そちらで賄えるのかも知れません。
でも、あの米騒動の時も、金持ち日本は貧困国向けの食糧でも平気で押さえたようです。
自由経済ですし仕方ないとは言え・・・
この先は、温暖化の作物障害、大災害の多発など「瑞穂の国」も安閑とはできないでしょう。
そもそも、食糧自給率が先進国最低であるのが怖いですね。
かく言う私も野菜時給をサボっていますし・・・
中途半端に自給すると零細農家が立ちゆかなくなるようですし・・・
この世はままならぬものです。