予算というもの
先の熊野市議会で一般会計や特別会計の予算が可決されました。
役所というものは予算の付いていない事業は基本的にはやらないものです。
予算が付いちゃうと少しくらいおかしくてもやっちゃうものです。
予算は議会で審査し可決されて始めて有効になるのです。
市レベルでは議会の目に触れない予算はほとんど無いのですが、国レベルになると国会でも審査出来ない「特別会計」なんてのがあって、本予算より大きいなどと言われますね。
熊野市の一般会計予算はこのところ120億円を越えた積極予算だとされています。
予算計上されても補助金などの関係で削減されたり、基金積み立てで当年度では事業に関係なかったり、と言うことで見掛けより小さいと言うこともあります。
近年は人件費が節約されているのですが、「非常勤職員」という臨時職員が42%にも及ぶし、その給料は最低賃金法すれすれなんてことやっているのです。
「これで良いのかなあ??」と、思うことがあります。
今年の予算でも山の上の「防災公園と言う名の野球場」が4億4百 「なんで野球場?」と言っても、国の認可まで貰って動き出した事業は止まらないのです。
今年は「高校総体」の準備予算が924万ほど組まれています。
もうすぐ、「国体」もありますね。
三重県は財政逼迫で非常事態だと言っていますから、こうした辺りにしわ寄せがあるかも知れません。
便乗して土木をやるような状況でも無さそうです。
「地方創生雇用創出基金」と言うのが出来て3億円積み立てています。
目的は悪くないですが、使わなくても予算額は積み上がりますね。
「ふるさと協力隊」と言う人達への予算もかなり目立ちます。
120億円を超させる為の数字合わせも見て取れるところがあります。
鬼ヶ城センター、湯ノ口、瀞流荘などと続いた数億単位の投資が一段落しましたが、箱物の維持費には補助金がほとんど付かないので、先々大変な負担になって来ます。