毎年行われる花火の試射会がありました。
「試射会」なんて漢字を使うのってあまり無いでしょうね。
この時期に、今年に花火に使かいたい新作の花火などの試し打ちをします。
「なるほど!」と言うものや、「それなに?」とか「気持ちは分かるけど・・・」と言うものなど色々です。
木本に暮らし、何十年も花火を見ていると、少しだけ目が肥えていますから・・・
木本に繰らすと、花火について「音」・・・それも「衝撃音」にも肥えてきます。
それは、「熊野大花火大会」のフィナーレを飾る「鬼ヶ城大仕掛け・巌頭の轟き」という仕掛けで身体が覚えたものです。
近年行われる「三尺玉」の衝撃では無い、尺玉が地べたで破裂する地球をゆらす衝撃です。
何十年も続けられてきた「木本の花火」「熊野大花火」独特のものです。
それが、何を思ったのか去年、突然禁止されたのです。
火玉による小さな山火事以外に問題を起こしていないのに・・・
去年、「熊野大花火大会」のフィナーレが、「ふぬけの鬼ヶ城仕掛け」に誰も知らないうちに変えられていたのです。
花火終了のアナウンスと同時に・・・
「えっ? 終わったん???」
「うそやろう?」
「こんなの熊野の花火じゃ無い!」
「もう来んぞ!」
と言うブーイングが起きました。
会場のそば、道路のそばに住んでいるので、客の声が聞こえるのです。
去年の9月議会で私はこの問題を一般質問で取り上げました。
まさに捨て置けない問題で、花火をやめるのならこれもありですが、花火を熊野市のメインイベントに据えるなら、「鬼ヶ城大仕掛け」を復活させないと駄目なのは「熊野市の花火愛好家」だけでは無く、「遠くから来る熊野の花火愛好家」共通の認識です。
花火に関する質問の中で、下の要旨通告で質問しました。
2.鬼ヶ城大仕掛けが握る花火の将来
熊野の花火の魅力は三尺玉海上自爆や鬼ヶ城大仕掛けの光だけでは無い、体感出来る大爆音であります。
そして、それを体感するため、遠方からのレピーターも訪れていました。
今年の「鬼ヶ城大仕掛け」は「巌頭の轟き」の「轟き」が消えたものになり、熊野大花火のフアンの失望を招きました。
これが続けば、熊野の花火を楽しみにする観客の減少が予想されます。
http://je2luz.exblog.jp/23469113/
この時の答弁は煮え切らないものでしたが、他からの抗議も一杯出るし、その後の実行委員会・観光協会・担当課の努力で「2015年レベルまでの復帰」が認められたようです。
「熊野大花火大会」に取っては大きな出来事です。
これも、「みんなの声」が行政を動かしたのです。
やっぱり声を出さなければ・・
これは昨夜の試射会の「鬼ヶ城地爆」です。
お腹に響く「いい音」でした。
試射ですから二発でしたが、嬉しかったです。
でも、乾燥しているこの時期なので、早速山火事が・・・
一気に燃え上がったのはこの時期だからですね。
このぼやで変な言いがかりがつかなければ良いが・・・と少し心配しています。
火事ですから、「海に映えて美しい・・・」などと言ってはいけません。
カメラマンや一般の人が少しだけ見物していましたが、やっぱり。「鬼ヶ城の復活」を喜んでいました。
こうした直の声を聞けるので張り合いも出ます。
「鬼ヶ城大仕掛け」が復活するはずですから、前宣伝をお願い致します。
そして、実行委員会や観光協会・熊野市役所観光スポーツ交流課を応援してやって下さい。
ついでに、「花火愛好会」にも入会して頂ければ・・・