この議会に出ている議案の中で、「議案第2号 熊野市水産加工施設条例」というのがあります。
六条からなる簡単な条例で・・・
第一条 水産物を加工することにより付加価値を高めることで魚価の安定及び向上につなげ、漁業経営の安定化による水産業の振興を図るため熊野市水産物加工施設(以下「施設」という)を設置する。
第二条 施設の名称及び位置は次の通りとする
熊野市水産物加工施設 熊野市遊木町五番地地先
第三条 施設においては、次に火か月事業を行う。
(1)水産加工品の製造及び販売に関すること。
(2)その他本紙の水産業の振興に関すること。
・・・・・
などと言うことで、管理は委託することになる様です。
建設関係予算は平成28年度に組まれ、設計3.500千円、 建設工事46.310千円 備品購入1.200千円 のものです。
これの完成に伴って、市営では動かせないので条例を作って管理委託しようと言うことです。
一見すごく良い施策なんですが・・・
この施設は「研究施設」では無いようです。
この議案については質疑の通告をしてあります。
質疑の要旨
市内には中小の水産物加工業者が点在しているが、こうした業者の業務や開発活動などはどのように考えられているのか。
質疑ですから簡単にまとめてありますし、二往復しか問答出来ないのです。
でも、この発言要旨にある通りなのです。
市内の加工業者は甫母・二木島から有馬までバラバラに点在しています。
上手に運用しないと、業者からの反発を招きかねません。
公の施設ですから、この先も公金の投入もあるでしょう。
一部の加工業者さんからは疑問も呈されています。
担当課に自覚して貰うために本会議での質疑をやっておきます。
旨く機能させれば、零細加工業者の力にもなるし、下手に運用すれば民業圧迫になりますからね。
手腕に期待しましょう。